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冷えは万病のもと ~血虚編~

猛烈な勢力の台風18号が近づいているようです。

今年は台風が少ないと言われていたと思ったら、

ここ最近になってたて続いている気がします。

これも異常気象の表れなのですかね?

この前の台風の際も、群馬の前橋でも一部の地域に避難勧告が出ていました。

各地で大きな被害が出ないことを切に願います。

 

さて、前回書いた冷え性の原因の一つ・血虚について

今回はちょっと詳しく書きたいと思います。

 

漢方では冷え性=温めるチカラの不足(陽虚)だと考えます。

この陽虚の原因は色々ありますが、

そのうちの一つに「血虚(けっきょ)」があります。

血(けつ)とは、脈中を流れて身体を栄養・滋潤する赤色の液体です。

人体の構成成分であり、生命活動を維持する基本物質です。

この血が通常よりも少なくなり、症状として現れた状態が血虚です。

血は血液、血虚は貧血をイメージすると分かりやすいと思いますが、

厳密には血=血液、血虚=貧血ではありません。

 

血が不足すると、全身(臓器や筋肉など)を栄養できなくなるので、

働きが悪くなります。

臓器・五臓六腑がきちんと働かないと気の生成や運行にも支障が生じるので、

気の温めるチカラ(温煦作用)も低下します。

そうして冷えにつながっていきます。

 

血虚の症状は・・・

冷える・顔色に艶がない・爪や髪がもろく艶がない・頭がふらつく・唇や舌の色が薄い

・目がかすむ・視力減退・目の乾燥感・異物感

・筋肉の引きつり・筋肉がぴくぴくと痙攣する・手足のしびれ

・動悸・不眠・夢を多く見る・不安感・驚きやすい

・生理が遅れやすい・経血量が少ない・生理が来ない・妊娠しにくい(不妊症)

 

血が不足してしまう原因は・・・

①血の生成の不足

血は飲食物から体内で生成されます。もしくは腎精から転換されて作られます。

食事の量が少なかったり、食事のバランスが崩れていると十分な量の血が作れません。

血は陰の時間(夜)に作られるので、夜更かしや夜勤・睡眠不足が続くと血が不足します。

また、生成に係わる脾や腎の働きが落ちていても不足につながります。

②血の消耗が多く生成が追いつかない

慢性病や持続するストレスなどで身体を消耗し続けると血の消耗も激しくなります。

過度の出欠があった場合も不足します。

 

血虚の養生法は・・・

・胃腸の調子を整えましょう

血の材料は飲食物です。

胃腸の調子が悪いと消化吸収がうまくいかなくなり、

血の生成にも影響します。

よく噛んで食べる、食事を水で流し込まない、味付けを濃くし過ぎない

酸味を利かせて唾液の分泌を促す

などで胃腸の調子を整えましょう。

その日のうちに床に就きましょう

陰の時間(夜中)に起きていると、血の消耗をするだけでなく、

血の生成にも影響を及ぼします。

遅くてもその日の内にはベットに入るようにしましょう。

・タンパク質を摂りましょう

タンパク質は血となり肉となります。

もちろん食事のバランスは大切!その中でタンパク質を意識しましょう。

大豆など植物性のタンパク質もいいですが、

お肉の方が人間の組成に近いので血となり易いのでおススメです。

お肉が苦手なら魚でもOK。

量の目安は、自分の手の大きさ・厚さの分大きさのタンパク質を週に2枚分です。

普段の生活の中で心がけていきましょう。

 

また、漢方薬には補血剤というものがあります。

血を補うと書きますが、これを服用すればどんどんと血が生成されるというものではありません。

血の材料はあくまで飲食物です。

しっかりと食べているのに血がうまく生成されない時に補血剤を服用すると、

飲食物→血への転換をうまくしてくれます。

もし食事をしっかり摂っているのに血虚の症状が当てはまる方は、補血剤がおススメです。

方剤では、婦宝当帰膠・四物湯・十全大補湯・帰脾湯などを使います。

食事がしっかりと摂れていなくて血虚の症状が当てはまる方は、

胃腸の調子を整えたり、その他の原因をしっかりと探る必要があります。

精血同源で精が不足すると血も不足しやすくなるので、

益精・養血作用のある柴河車(プラセンタ)が入っている艶美華などもおススメです。

 

冷えは万病のもと。

血虚も冷えにつながるだけでなく、

不眠症・不妊症・自律神経失調症・手足がつる・アトピー性皮膚炎

などにもつながることがあります。

ご自身の体質をしっかりと把握してきちんと対処しましょう。

 

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