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梅雨と妊活 ~梅雨時の体調変化~

梅雨の時期になると
「生理周期が乱れた」
「安定していた基礎体温が変化した」
「生理が遅れている」
といったお問い合わせが増えます。

こういった身体の変化はいくつかの原因が考えられます。

1.気温の変化による自律神経の乱れ
梅雨時期は湿気が多く気温も上がります。
暑くて眠りが浅くなったり、ムシムシして不快感があります。
また、冷房の効いている部屋では急に身体が冷やされます。
適度な冷房ならまだよいのですが、場合によっては寒く感じるほど
冷房が効いていることもあります。
この寒暖差によって自律神経の乱れが引き起こされます。
自律神経が乱れると肩こりや首こりなどの痛みが強くなったり、
感情面でも気分が沈みがちになったり、イライラが増幅したりします。

 

自律神経が乱れるとホルモンバランスも乱れます。
その結果、生理周期や基礎体温に乱れが生じるのです。

 

『快適に過ごすために』
~ダルさを感じたりやる気が出ないとき~
・目覚めに1杯の水を飲む
・朝日を浴びて、外気に触れる
・ストレッチをする
~わけもなくイライラしたり、なかなか寝付けないとき~
・ぬるめの湯船にゆったりとつかる
・半身浴をする
・リラックスできる音楽を聞いたり、ハーブティーを飲んだりする
・スマートフォンやパソコンを長時間見ないようにする

2.高い湿度と気圧の低下で血流が悪くなる
梅雨時期は梅雨前線の影響で湿度が上がり、
気圧が低下する日が多くなります。
湿度があがり気圧が低下すると血管が膨張する為血流が悪くなります。
その結果、血行不良によって酸素やホルモンが卵巣や子宮にうまく行き届かなくなります。
これにより生理周期や基礎体温の乱れを引き起こします。

 

『快適に過ごすために』
湿度を下げることが先決です。
・除湿器やエアコンの除湿機能をうまく利用する
・雨が止んだすきに窓を開け、空気の入れ替えをする

3.体内の余分な水分
湿度が高いと発汗作用がうまく働かなくなり、
体内に余分な水分が溜まりやすくなります。

 

余分な水分は血流の低下を引き起こします。
これだけでなく、妊活の大敵であるむくみや食欲不振を招くほか、
頭痛や倦怠感の原因にもなります。

 

『快適に過ごすために』
体内に溜まった余分な水分を排出するためには、
水分代謝をよくしてあげる必要があります。
・適度な運動をして汗を流す
・夏野菜や緑茶などを適度に口にする
・冷たい飲み物を摂り過ぎない
・水分は常温以上のものを摂る
・エアコンに頼りすぎず、扇風機なども取り入れて暑さをしのぐ

 

梅雨時に体調変化が現れる方は、
しっかりと対策していきましょう(^O^)/

 

前橋の漢方 小谷薬局

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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