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健康と健全

ちょっと前ですが、テレビ番組で所ジョージさんがこのような発言をしていました。
「健康であることよりも健全でありたい。
身体に良いと食べ物は沢山あるけど、その食べ方が問題。
例えばバナナをとっても身体に良いからと歩きながら食べては意味がない。
バナナ1本であってもきちんと皿に盛って食べるようにしている。」
※僕が聞き覚えている限りの内容です。

ちなみに、
【健康】とは、
身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。
【健全】とは、
1 身心が正常に働き、健康であること。
2 考え方や行動が偏らず調和がとれていること。
3 物事が正常に機能して、しっかりした状態にあること。
このように定義されています。
所さんが使われたのは、2の意味合いが強いのでしょうか。
どちらも似たような言葉であるような印象も受けますが、
この所さんの言葉を、
「食を考えるときに、その内容よりも、その食に向かう姿勢を大切にしている」
と自分なりに解釈しました。
そう考えるとなるほどなと思う部分があるなと感じました。

現代社会では、健康志向が高まりをみせています。
健康になる為の食事の内容や食の安全性などにも大きな注目が集まっています。
また、スーパーフードなる食材も現れています。
食材や食事の内容については語られることは多いですが、
「食べる姿勢」について語られることはあまり多くありません。

バナナ1本を歩きながら食べるのか、
きちんと皿に盛って、椅子に座って頂くのか。
身体の中に入ってくる栄養素としては変わりはないでしょう。
しかし、後者の場合だと、ますは「いただきます」という言葉から食事が始まります。
姿勢を正してよく噛みながらバナナを味わう。
そして最後は「ご馳走様」で終わる。
歩きながら食べるより、美味しく食べられそうですよね。

バナナに限らず食事を摂るって本来はこういうことなのかなぁ、
こうあるべきなのかなぁと感じました。

食事を摂るということは、
動物・植物に限らず生きとし生けるものの生命を頂くということ。
だから「いただきます」という言葉に感謝の気持ちを込めて食事は始まる。
そしてそれを噛みしめることで味わうことができ、
咀嚼を繰り返すことで消化にも良い。
何より食事を「楽しむ」ことができる。

何だか食育のような話になってしまいましたが、
こうした健全な食事を意識することで、結果的に健康につながりそうですよね。
忙しい現代人には、難しい部分もあるのかもしれませんが、
「健康」よりも「健全」を意識してみたいと感じた所さんの一言でした。

前橋の漢方 小谷薬局