ブログ

イライラ・不安・やる気が出ない 木の芽時の不安定を起こさないために

こんにちは。石井です。
春先は「木の芽時(このめどき)」とも言います。
樹木に新芽が出る早春の時季を指す言葉ですが、
春先は精神的な不安定身体の不調が現れやすい時季でもあります。
春先になると何だかイライラする不安になる気分が落ち込むといった精神的な不安定や
古傷がうずく持病が悪化するといった経験はないでしょうか?

春先は万物がまどろみから目覚めて動き出す季節です。
1日で表すなら、寝起きの時間帯というところでしょうか。
寝起きの時間は人によっては寝ぼけていたり、起源が悪かったり、
すぐにテキパキとは活動できなかったりしますよね。
もちろん起きてすぐに活動できる方もいますが、
身体もそんな状態です。

春に一番関連が深いのが「肝」です。
疏泄:全身の気の流れの調節、情志の調節
蔵血:血を貯めておく
という働きがあります。
血は陰の時間(日没から日の出までの時間)に寝ていることで作られます
この時間に起きていると血が作られないだけでなく、
血が消耗してしまいます。
血が少なくなってくると肝の働きも弱くなってきてしまうので、
疏泄の働きにも影響して精神面にも影響します。
また、肝→心と血が送られているので、心の血も不足します。
心も情志や睡眠に大きくかかわるので、不眠や精神的な不安定につながります。

酸棗仁湯(肝血を補う)
帰脾湯(心血を補う)
天王補心丹(心陰を補う)
こられの漢方は不眠に使われることが多いですが、
この肝血や心血の考えによるものです。
あっ、漢方は自己判断で選ばないで専門家に相談してくださいね。

つまり春の寝不足は精神的な不安定や不眠に大きく関わるということです。

また、春先の精神面を安定させるのに有効なのが
「マインドフルネス」です。
瞑想をベースとした脳の休息法で、最高の休息法や不安の解毒剤などと言われることもあります。
”今現在ここにいること”に対して能動的に注意を向けることで、
不安やストレスから逃れるのではなく、直面し、それらが不安やストレスでなくなるまで
保ち続けるように促してくれる方法です。

【マインドフルネス呼吸法】
1.基本姿勢をとる
背筋を伸ばして、楽な姿勢で座ります。
床に座っても、椅子に座っても構いません。
2.身体の感覚に意識を向ける
足の裏と床、お尻とイス、手と太ももなど
身体が接触している感覚に意識を向けます。
3.呼吸に注意を向ける
息が体内に入り、出ていく様子など
呼吸に関わる感覚に意識を向けましょう。
深呼吸や呼吸のコントロールは不要です。
4.雑念が浮かんだら・・・
雑念が浮かんだ事実に気づいたら、注意を呼吸に向けましょう。
雑念は浮かんで当然です。
集中できていないと自分を責める必要はありません。

1日5分でも10分でもよいので、毎日続けることが大切です。
脳は習慣を好むので、同じ時間・同じ場所で行いましょう。
実践を続けることで、不安・ストレスをコントロールできる力がついていきます。

春の養生の基本は早寝早起きです。
いつもより10分早起きしてマインドフルネスをやるのもいいですよ。
木の芽時に「精神的な不安定 」を起こさないためにも
・1日で言えば寝起き時間帯なのでゆっくりゆったり過ごす
・陰の時間にはしっかり寝る
・マインドフルネスを毎日行う
是非やってみてくださいね(^^)/

お読みいただきありがとうございます。
前橋の漢方 小谷薬局