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満月の体調変化 気象病とはどう違うのか?

こんにちは。石井です。
今日は十三夜です。
ちょっと雲がかかっていましたが、月が綺麗に見えました。
十三夜は十五夜(中秋の名月)と並ぶ秋の名月。
でも満月って訳ではありません。
満月は10月31日(土)ですよ。

満月になると体調が変化する

こんな声を聞くことも少なくありません。
・頭が重くなる
・浮腫みやすい
・頭痛がする
・めまい
・眠れない
・ソワソワする
・不安感
何故満月になると体調が変化するのか。
このハッキリとした原因は分かっていません。
ただ、「月の引力の影響」も考えられます。
人体の60%〜70%は水分。
月の引力により潮の満ち引きが起こるように、
身体の水分にも影響する。
これによって症状に繋がるのではないかと考えられます。

気象病と似てる気がする

「身体の水が動くことで体調が変化する」
これって気象病と凄く似ています。
気象病は低気圧によって、身体の水が動くことで症状が出ます。
そして症状も似ている。
だから気象病と同じ考え方で、
満月の不調も軽減や改善ができるのではないか。
そう思いました。
でも...
気象病は漢方でコントロールできているのに、満月になると体調が変化する
満月の不調はないけど、気象病はある
このような事例を何例も体験したので、
どうやら気象病の捉え方では満月による不調は改善が難しいようです。

満月と低気圧では水の動き方が違う

どちらも身体の水が動くという共通点はあると思います。
それはどちらも同じような症状が出ることが物語っています。
でも、気象病とは考え方が違う...
低気圧では、外圧が低くなるために、身体の内側から外に向かう力が強くなる。
身体の奥深くにある水が表面に漏れ出してくる。
そんなイメージで水が動きます。
でも満月では月の引力によって引っ張られる
無理矢理身体の奥にある水がひっぱり出される。
そんなイメージで水が動くのではないかと思います。

横隔膜が下がることで、腹腔内の圧力が下がって肺が膨らむ。
肺に直接空気を入れることで肺が膨らむ。
この陰圧と陽圧のような違いがあるのではないかなと。

だから低気圧と満月では水を動かすチカラに違いがある。
ここが気象病の治療の考え方が、
満月に通じないポイントなんだと思います。

それでも水のコントロールは大切

やはり水が動くことが症状にも繋がると考えられるので、
症状を悪化させない、少しでも楽に過ごすためにも
身体の水のコントロールは大切です。

『余分な水を増やさない』
・ガブ飲みしない
適量な水分は必要。でも過剰な水分は身体に悪さをする水分になります。
カブ飲みすると水分過多になりがち。
一口入れたら口の中で一回転させてから飲むと飲み過ぎ防止になりますよ。
・暴飲暴食を避ける
胃腸は水分代謝の要です。
胃腸に負担がかかると、水分代謝力も落ちます。
身体の中で水の偏在が起こりやすくなったり、
水が動きやすくなります。

『身体の保水力を高める』
筋肉が身体で最大の保水器官。
筋肉がしっかりしていると、水も動きにくくなります。
筋トレは気象病には間違いなく効果があります。
水を動きにくくすれば満月の体調変化にも効果があるはず。
だから筋トレオススメです。
もちろん身体が元気な時にコツコツやりましょうね。

ともあれ、調子が悪い時には『無理しない』が一番です。
体調が優れないということは、
身体が無理しないでというサインを発しているということ。
心も身体もゆったり過ごしましょう。
のんびり満月でも愛でながら餅つきするウサギでも探しましょう☺︎

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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