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インフルエンザ過去最多を更新 麻黄湯のチカラ

インフルエンザの患者数が過去最多を更新しました。
今シーズンの累計の推計受診患者数は約1111万人にのぼるそうです。
一度インフルエンザに罹っても、
型の違うインフルエンザにもう一度罹ってしまう人もいます。
ちょっとでも体調に異変を感じたら早めの対処が必要です。

インフルエンザの治療というと抗ウイルス薬が一般的です。
内服薬のタミフルや吸入薬のイナビルなどがあります。
これだけでなく、漢方薬が処方されることもあります。
有名なのが「麻黄湯(まおうとう)」
何だか強そうな名前ですね。

【麻黄湯】
中国医学古典「傷寒論」出典の処方です。
麻黄、杏仁、桂枝、甘草の4味で構成されています。
その条文は、
「太陽病、頭痛発熱、身疼、腰痛、骨節疼痛、悪風、無汗而喘者、麻黄湯主之」
風邪のひき始めで、頭痛発熱し、身体が疼いて、節々が痛くなって、
寒気がして、汗は出ていなくて息苦しい者には、麻黄湯が良い
と書いてあります。

インフルエンザの初期症状によく似ていますね。
なので、インフルエンザに麻黄湯が良く使われるのだと思います。
実際にこの条文にピッタリ当てはまる時に、
煎じ漢方で作った麻黄湯を服用したり、エキス剤の麻黄湯を熱々のお湯に溶かして服用すると
非常に楽になるのが早いです。
インフルエンザだけでなく、普通の風邪を引いた時にも使えます。

服用のポイントは
①タイミング ②温度

麻黄湯はタイミングを逃すとその効果が出にくくなります。
発症から数日たってしまい、寒気がなくなっていたり、
首すぎや脇に汗をかいていたりすると、いまいち効果が実感できないかもしれません。
発症初期のタイミングで服用することが大切です。
服用するのは長くても2.3日くらいで十分だと思います。

麻黄湯は汗と共に病邪を外に出す漢方です。
汗を出しやすくするために温かい状態で服用することが必要です。
煎じ漢方が一番よく効きますが、エキス剤の場合は熱湯に溶かして服用する方が効果的です。
冷たい水で流し込んでも麻黄湯本来のチカラが発揮できません。

風邪には葛根湯が有名ですが、
麻黄湯も非常に良く効く漢方です。
インフルエンザシーズンだけでなく、
常備薬としても非常に役立ちますよ(^O^)/

前橋の漢方 小谷薬局