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風邪に漢方 タイプ別の使い分け

【風邪のタイプ別 漢方使い分け】

だんだんと秋が深まってきていますね。
明日から3日間は「前橋祭り」です。
台風が近づいていますが、天気は何とか持ちそうでひと安心。
前橋の街中が賑わうので楽しみです(^O^)

お祭りが近づいて気合が入っている方も多いかと思いますが、
風邪気味の方、風邪を引いている方も多いです。
ここ最近は気温や気圧ジェットコースターのように
上がったり下がったりしていますから、
そりゃ身体も悲鳴をあげたくなりますよね。

風邪のひき始めには「葛根湯」
よく耳にされると思いますが、
風邪のタイプによっては葛根湯ではあまり効果がないこともあります。
一口に風邪といっても症状は様々。
風邪を引かれる方の身体の状態も様々です。
葛根湯も漢方処方の一つなので万病に効くわけではありませんからね。
そんな訳で風邪のタイプ別に漢方薬の使い分けをご紹介いたします。

風邪のひき始めの症状といえば、
・寒気(熱はあってもなくても良い)
・頭痛
・背筋が強ばる

などなど

・この状態で汗が出ていない
【葛根湯(かっこんとう)】
ポイントは「汗が出ていない」です。
市販の葛根湯は粉末や錠剤、ドリンクなど色んな剤形がありますが、
温めて汗と共に病邪を発散させる処方なので、
お湯に溶かすとか、身体が温かくなる状態にして飲む方が効果的ですよ。

・節々(関節)の痛みまで出てきた
【麻黄湯(まおうとう)】
ポイントは「体痛」です。
風邪を引くと関節痛くなることありますよね。
それです。
インフルエンザに麻黄湯が処方されることが多いのは、
インフルエンザに罹ると関節の痛みがでるからだと思います。

・熱がどんどん上がって、もう何だかじっとしていられない!
【大青龍湯(だいせいりゅうとう)】
ポイントは「煩躁(はんそう)」です。
熱で悶えてソワソワする、じっとしていられない!!という状態です。
子供が風邪で高熱を出した時などに、布団をはいでバタバタするということがあります。
これが煩躁の状態です。

・首すじや脇などにしっとり汗をかいてる
【桂枝湯(けいしとう)】
ポイントは「汗をかいている」です。
悪寒や発熱もそんなに激しくはないけど、風邪の症状がある状態です。

・汗をかいているのか、いないのか、よく分からない
【桂枝麻黄各半湯(けいしまおうかくはんとう)】
ポイントは「汗が分からない」
実際に汗をかいているんだか、いないんだか・・・
という状態は結構あります。
桂枝湯かな?葛根湯かな?と思う状態には、
桂枝湯と麻黄湯を1/3ずつ配合した桂枝麻黄各半湯が良いです。

・透明な鼻水・透明な痰がでてくる
【小青竜湯(しょうせいりゅうとう)】
ポイントは「心下有水気」です。
普段から水分量が多かったり、浮腫みやすかったり、
胃にチャポチャポ水があるような感じがしたりと
身体に水が溜まっているような状態で風邪を引いた時の処方です。

風邪に使う漢方もこのように色々あります。
漢方では「汗」や「寒気」を診断で重要視します。
実際に体温が何度とかはあまり気にしないんですね~
もちろん上記はほんの一部ですので、
漢方を選ぶ際は専門家にご相談ください(^^)/

お読みいただきありがとうございます。

前橋の漢方 小谷薬局