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糖尿病は合併症が恐ろしい

【合併症が恐ろしい糖尿病 血糖値スパイクを予防しましょう】

こんにちは。石井です。
11月14日は世界糖尿病デーです。

そもそも世界糖尿病デーとは?
11月14日の世界糖尿病デーは、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、
2006年12月20日に国連総会において「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議が加盟192カ国の全会一致で採択されると同時に、国連により公式に認定されました。
11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり、糖尿病治療に画期的な発見に敬意を表し、この日を糖尿病デーとして顕彰しています。
(世界糖尿病デーHPより引用)

糖尿病は国民病といってもいいくらい身近な病気ですよね。
でも自覚症状が現れにくいので、血液検査でもしないとなかなか分からない病気でもあります。
糖尿病の何が怖いかと言うと、合併症が恐ろしいんです!

【本当に怖い 糖尿病合併症】
・糖尿病性腎症
腎臓では血液中の老廃物の濾過が行われ、尿の元を作ります。
血糖値が高い状態が続くと、血管が硬化したり、
狭くなったりして濾過する能力が弱くなっていきます。
そして次第にタンパク尿が出たり、
本来尿中に溶かして体外に捨てなくてはならない老廃物が身体に溜まります。
血液透析が必要になる原因の第1位が、糖尿病性腎症です。

・網膜症
カメラでいうとフィルムにあたる部分の細かい血管が、
高血糖の状態が続くことで痛みます。
酸素や栄養不足を起こして網膜症を起こします。
成人の失明原因の第2位が、糖尿病性の網膜症です。

・心筋梗塞
高血糖の状態が続くと、動脈硬化が進みやすくなり、
虚血性心疾患を起こす可能性が高くなります。
糖尿病の患者さんの心筋梗塞・狭心症の危険は、糖尿病でない人の3~4倍

・壊疽、足の切断
高血糖によってばい菌に対する対抗力が低下して、
傷の治りが悪い状態が続きます。
さらに動脈硬化によって血管の内側が狭くなり、
血液の流れが悪くなっていると、栄養や酸素が届かずに細胞が死んでしまう壊疽へと進行し、
足の切断に進行してしまう場合もあります。

・神経障害
よく見られる症状は足のしびれや痛み、知覚低下です。
便秘や下痢、勃起障害も頻度の高い障害です。
神経障害の中で最も危険なのは、
痛みや症状を感じなくなる無痛感覚です。
痛みを感じない為、低温やけどや壊疽を起こしやすくなります。

糖尿病を予防していくためには、血糖値スパイクを起こさないことも大切。
血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急上昇し、その後急降下することです。
激しく血糖値が変動することによって、食後に眠気や頭痛などを感じることもあるんです。
この血糖値が乱高下する状態を放置しておくと、2型糖尿病になるリスクが高くなります。
また最近では、動脈硬化の進行が早まるとも言われています。

血糖値スパイクを起こさないために
・よく噛む(一口30回以上)
咀嚼回数を増やすことで、ゆっくりと食事が摂れます。
吸収もゆっくりになるので、血糖値の上昇も穏やかになります。
また、満腹中枢も刺激されるので、食べ過ぎの予防になります。
・GI値を気にする
GI値とはグリセミック・インデックス
その食品の血糖値の上がりやすさを示す指標です。
GI値が低いほど血糖値も上がりにくい食品です。
・筋肉をつける
筋肉には様々な働きがありますが、血糖値を上がりにくくする働きもあります。
しっかりと筋肉を動かし大きくすることで、
血糖値が急上昇しにくい身体が作れます。

普段のちょっとした心がけで血糖値スパイクは予防できます。
その積み重ねで糖尿病も予防できます。
ますはよく噛むことから始めてみてはいかがでしょうか(^^)

お読みいただきありがとうございます。
小谷薬局 石井正久