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風邪のひき始めには葛根湯?

今年の冬は暖冬と言われていましたが、

寒さが例年並みになってきました。

 インフルエンザや風邪なども少しずつ流行り始めてきているようです。

風邪と言えば葛根湯が有名ですが、

風邪のひき始めだったら、どんな風邪でも葛根湯でいいのでしょうか?

漢方薬は飲むタイミングや飲み方によって効き方が大きく変わるので、

今回は葛根湯の良く効く飲み方をご紹介いたします。

 

葛根湯(かっこんとう)とは・・・

麻黄・葛根・桂皮・芍薬・甘草・生姜・大棗の7種類の生薬で構成されている漢方処方です。

中国の医学古典、傷寒論(しょうかんろん)の中にこの処方が出てきます。

その条文では

「太陽病、項背強ばること几几、汗無く悪風するは、葛根湯之を主る」

とされています。

表現が難しいですが、

項(うなじ)や背中が強ばり、首筋などに少しも汗をかいていないで、

寒気がする時には、葛根湯が良く効く

といった内容になっています。

風邪のひき始めでゾクゾクとした時がこれに当てはまります。

 

また、葛根湯は身体の外側から侵入した外邪を

発汗させながら外に追い出して風邪を治す処方です。

発汗させるために身体を温める必要があるので、

葛根湯はお湯で溶かすなどして温めて飲む必要があります。

そもそも、葛根湯は煎じて飲む薬ですが、

現在では粉末・顆粒・ドリンクなど様々な形の葛根湯があるので、

その利便性により本来の服用方法から少しかけ離れてしまっています。

粉末の葛根湯を冷水で飲んだり、冷たいドリンクの葛根湯を飲むと

身体を冷やすので、葛根湯の温める作用が相殺されてしまいます。

また、胃腸も冷えるので風邪に対して全くの逆効果になるので、

冷たい状態で葛根湯を服用するなら、服用しない方がマシです。

 

以上のことから、

タイミング

・風邪のひき始めでゾクゾクと寒気がした時

(もしくはゾクゾクして風邪を引きそうだと思うとき)

飲み方

・粉末・顆粒のものなら熱湯に溶かして飲む

・ドリンクの葛根湯も温めて飲む

(最低でも体温以上にしてから)

こうして葛根湯を服用すれば、今まで以上に良く効きます。

 

風邪には葛根湯というイメージは強いですが、

どんな風邪にも効くわけではないですし、

風邪を引いてある程度日数が経てばそのタイミングも失います。

しかし、タイミングと飲み方が合っていれば抜群に効きます。

それが漢方薬の凄いところでもあり、難しいところでもあります。

是非、葛根湯を上手に使用してみてください。