「腸内フローラ」
テレビCMなどでも取り上げられている言葉です。
腸内には細菌叢がたくさんあり、それがまるで花畑のように見えることから
こう呼ばれています。
この腸内フローラの状態は健康にも非常に深く関わっています。
免疫・ホルモン・自律神経などにも関係が深く、
腸内フローラの状態を整えるための方法も色々あります。
ヨーグルト、食物繊維などは有名ですが、
最近では免疫をあげる乳酸菌なども開発されてきています。
また、抗生物質は体に悪影響を与える菌の増殖を抑えてくれますが、
体に良い働きをする菌の増殖も抑えてしまうので、
腸内細菌のバランスが崩れる原因にもなってしまいます。
このように腸内フローラの重要性が叫ばれていますが
「口内(こうない)フローラ」
これもまたその重要性が注目されてきています。
字の通り口腔内の細菌叢を指します。
口腔内には約800種類の菌が常在し、
善玉菌あるいは無害な菌が80%
悪玉菌が20%と考えられています。
また、腸と口腔内は共に消化器であり、常在菌が棲み、内分泌液で潤っています。
このように腸と口腔内は似たような生態系を作り出していることから
腸と口腔内は身体の中では兄弟関係であると言えます。
腸内に免疫系があるように、口腔内にも免疫系が存在します。
最近は口臭予防や歯周病予防などを目的に、口腔内の除菌・殺菌は流行っています。
口腔内の除菌は、腸内の抗生物質と同じようなものです。
悪玉菌の除菌だけでなく、善玉菌・無害菌まで除菌してしまうので、
結果として口腔内の免疫が低下してしまいます。
口腔内免疫が低下すると、
口内炎・舌炎・歯周病・歯肉炎・口腔内カンジダなど口腔内のトラブルだけでなく、
アレルギーの悪化・便秘・免疫力の低下・抵抗力の低下など全身の症状にもつながっていきます。
口腔内の免疫を高めるには除菌ではなく、口内フローラのバランスを整えることが大切です。
そこで注目されているのが枯草菌(こそうきん)
これは元々は土壌に生息していた菌ですが、その強い生命力が注目され、
リンゴの木に繁殖したカビを退治したり、
牛や豚などの家畜の病気を長年守ってきました。
その安全性も認められ、人も免疫にも役立つと世界的に研究が進められています。
その枯草菌を口腔内に留めれば口腔フローラに、
摂取すれば腸内フローラにも生命力を与えてくれます。
口内炎・舌炎・歯周病・歯肉炎・口腔内カンジダがなかなか良くならない方、
アレルギー・便秘・自律神経・抵抗力・免疫力が気になる方、
枯草菌が救ってくれるかもしれません!!