ブログ 春の養生法② 肝を大切にしましょう 投稿日: 2019年2月6日2019年2月6日 石井正久/マサ こんにちは。石井です。 春は「肝」(かん)と関係が深い季節です。 春の養生も肝に深く関係します。 肝臓の肝と書きますが、 現代医学の【肝臓】と東洋医学の【肝】は 機能は似ている部分がありますが、全く同じという訳ではありません。 肝の機能は ①蔵血(血を貯めておく) ②疏泄(自律神経のバランスをコントロールする) です。 春に植物の新芽が出て、枝がのびのびと成長する姿は、 自律神経のバランスを調節して体内の気の巡りを のびやかにさせる肝の働きと通じるところがあります。 春先は気温変化が激しくなります。 これが肝の疏泄機能を妨げる原因になるので、 自律神経のバランスも乱れやすくなります。 憂鬱・ノイローゼ・イライラなどの精神的な症状だけでなく、 下痢・胃痛・不眠などの症状につながっていくこともあります。 また、春に肝の養生を疎かにすると、 五月病などにもなりやすくなります。 なので、春の養生は肝の養生と言ってもいいくらいです。 養生法としては ①血の消耗を減らし、補う 夜更かしは血を消耗します。 また、血は寝ている間に作られるので、 夜更かしは控えましょう。 また、ほうれん草・クコの実・レバー・ハマグリ・アサリなど 血を補う食材がおススメです。 ②気の巡りを良くする 軽い運動は心身ともに巡りを良くします。 いつもよりちょっと早起きして身体を動かしましょう。 また、春菊・三つ葉・オレンジ・グレープフルーツ・みかん ミント・バラなど香りのあるものは気の巡りを良くしてくれますよ。 春の養生のポイントは「肝」です。 肝を労わってあげましょう(^^)/ お読みいただきありがとうございます。 前橋の漢方 小谷薬局 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事 石井正久/マサ 上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。 最新記事 by 石井正久/マサ (全て見る) お知らせ - 2024年4月6日 花粉症で使う漢方「小青龍湯」の注意点 - 2024年3月19日 漢方でダイエット - 2023年8月17日 共有:TwitterFacebook