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3月5日産後ケアの日 産後の漢方的養生

こんにちは。石井です。
3月5日は「産後ケアの日」でした。
産後の肥立ちという言葉があるように、
出産後の養生はその後の体調に大きく関わってきます。
漢方的に考える産後ケアももちろんあります!
そして今日は3月6日・・・
昨日書くつもりが別の記事を書いてしまったので今日書きます。

出産には沢山の気(エネルギー)と血(けつ)を消耗します。
「出産は交通事故に遭ったほどのダメージを受ける」
と例えられるほどの負担が身体にはかかっているのです。
この出産で使ったエネルギーから身体の回復を図るのが
産後の肥立ちといわれる期間です。
現在では「産褥期の身体の回復」とも表現されるようです。

ここでしっかり回復することはとても大切です。
しかし出産以外でも血を消耗する場面は沢山あります。
【授乳】
母乳は血液から作られます。
赤ちゃんに母乳をあげることそのことが
血を消耗していることになります。
【夜泣き】
赤ちゃんが夜泣きをすると寝不足になりやすいものです。
夜の時間にしっかり睡眠をとれないことは
血を消耗します。
また、血は陰の時間(夜)に作られるので、
睡眠不足は血の不足につながりやすくなります。
【ストレス】
産後は身体のストレス、心のストレスを感じる方も多くいます。
ストレスは肝の気を消耗し、その状態が続けば血も消耗します

漢方では血は肝に蓄えられていて、心に送り、
心が全身に巡らすと考えます。
また、肝や心は自律神経や情緒をコントロールするとも考えます。
血が不足すると情緒も不安定になりやすいので、
産後のイライラや不安、うつ症状などにも繋がりやすいと考えます。

このように出産・産後は気や血の消耗が多くなります。
漢方的には「気血の消耗を減らして、気血を補う」
産後ケアの基本的な考え方になります。

【消耗を減らす】
極力動かないようにする
夜はきちんと寝る
これができれは良いのですが、できないから大変なのです。
うちの奥さんが産後に子どもの夜泣きで起きて授乳しているとき、
「男は本当に無力だ」と本当に感じました。
ここで「代わってあげると」と言えたらと何度も思いましたが、
さずがに母乳はでないので・・・

無理に動きすぎないことは大切です。
人に頼めることは是非代わりにやってもらいましょう
また、睡眠はとても大切です。
眠れるときにしっかりと眠れるように
寝る前のスマホは避けるようにしましょう

【気血を補う】
気血を補う基本は食事です。
~気を補う食材~
米・山芋・かぼちゃ・じゃがいも・きゃべつ・いんげん
栗・鶏肉・牛肉・卵・はちみつ
~血を補う食材~
にんじん・ほうれん草・ぶどう・ライチ・落花生
豚レバー・豚ハツ・豚足・イカ

このような気血を補う食材を活用しましょう。
また、ストレスを強く感じている方には、
気を巡らしてくれる食材がおススメです。
香草・大葉・ジャスミン・みかん・オレンジなど
香りの良いものが良いですよ。

産後のケアは
・気血の消耗を減らす
・気血を補う
しっかりやっておくことで出産からの回復も早くなりますし、
その後も元気でいられます。
育児は体力使いますからね。
逆にここを疎かにしてしまうと身体の不調だけでなく
心の不調にも波及してしまう恐れがあります。
「産後の肥立ち」はちゃんと理にかなっているんですよ。
あなたも赤ちゃんも元気でニコニコいられるように(^^)

お読みいただきありがとうございます。
小谷薬局 石井正久

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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