ブログ

漢方研究会collage 煎じ漢方は奥が深くて面白い

こんにちは。石井です。
昨日は月に一度の漢方レッスンの日でした。
漢方研究会collageで漢方を教わるようになってもう3年以上が経ちました。
これだけ通っているのに代官山の美味しいお店とか
おススメのショップなど一向に詳しくなりません。
毎回毎回のんびり買い物をする時間もなく、
行って勉強して帰ってくる・・・
その繰り返しなので仕方がないですが。
前橋と代官山のオシャレ格差を毎度感じています。
でも昨日は初めて渋谷から代官山まで歩いてみました。
歩いて15分くらいですかね。
天気も良かったので気持ちよく歩けました。

さて、今回のレッスン内容は、
・皮膚病の漢方治療(湿疹・蕁麻疹)
・症例検討
・桂姜草棗黄辛附湯と当帰四逆湯に含まれる細辛の役割について

症例検討は僕も1例担当させていただきました。
普段は漢方相談を一人で行っているので、
病態のとらえ方や処方の組み方なども
一つの方向からの見解になりがちです。
他の漢方家の考えを聞くことで、
そんな捉え方があったかとか
その処方の組み立ての方がより効きそう
など別の角度からの意見が聞けるのでとても参考になります。

症例検討のもう1例は三鷹にある漢方薬局basic spaceの今井さんが担当でした。
提示された症例は過敏性腸症候群
この症例を考えていく中でポイントとなったのが
「枳実(きじつ)」でした。
生薬の枳実とは、ミカン科ダイダイ、イチャンレモン、カラタチなどの幼果です。
行気薬(理気薬)に分類されます。
行気薬とは気を流す、巡らすといった薬です。
枳実は気を下に降ろすという下向きのベクトルを持った生薬です。

写真上段一番右が枳実です。
過敏性腸症候群では便秘と下痢を繰り返すケースも多いですが、
症例では便秘の方が辛いということでした。
この症状を改善する為に必要なのが枳実。
使用された処方は四逆散(柴胡・芍薬・枳実・甘草)でした。
最初に組み立てた処方量では症状変わらず。
そこで枳実の量を増量。
これによって症状が快方に向かったという症例でした。

同じ処方でも生薬の量で効き目が変わる。
これができるのが煎じ漢方の面白いところです。
錠剤やエキス顆粒ではこの調節ができませんからね。
改めて煎じ漢方の面白さを感じました。

漢方を服用しているがなかなか改善しない方、
煎じ漢方に興味がある方、
一度煎じ漢方を体験してみませんか?
煎じる手間はかかりますが、
その分のメリットは必ずありますよ(^^)

お読みいただきありがとうございます。
前橋の漢方 小谷薬局