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漢方薬局って入りにくいイメージないですか?

こんにちは。石井です。
「漢方薬局は入りにくい」
こんなイメージないですか?
入りにくい
敷居が高い
何か怖い
怪しい
いやいやそこまで言わなくても・・・
と思うこともありますがこれが実際の声です。

実際に漢方相談に来られた方でもこんな方がいらっしゃいました。

壺でも売りつけられるんじゃないかって。
いやいやいや。
残念ながら壺の扱いはないですが、
逆に壺で身体が良くなるなら簡単でいいですよね。
僕も欲しいです。笑
情報発信しているつもりでも
届いていないものだなぁってつくづく感じます。
なんで漢方薬局ってこんなに入りにくいのかな。

こんな条件だと入りにくい

①人が見えない
どんな人が漢方相談してくれるのか。
その人は男性なのか女性なのか。
年配なのか若い人なのか
相談するのに、相談相手がどんな人なのか見えないとちょっと不安ですよね。

②値段が分からない
漢方薬局で扱う漢方は保険が使えません。
全額自費になります。
そもそも高そうってイメージ。
価格表のないお寿司屋さんみたいな感じです。
そして価格も使う漢方も薬局によって様々です。
相談したらどのくらいの費用がかかるか分からないし、
どれくらいの予算を想定すればいいのか分からないとちょっと不安ですよね。

③薬局の中が見えない
ポスターがいっぱい張ってあって中が見えにくいとか、
店内の雰囲気が分からなかったら、
入りにくいですね。
しかもそのポスターが色あせていたりしたら、
何か余計に入りにくいです。
店内に乱雑にものが置かれていたり、
清潔感があまり感じられなかったら、
それはもう入りやすい入りにくいではなく、
入りたくないです。

④何か買わされるイメージがある
相談に行く=漢方を買わなければいけないというイメージがある。
売りつけられたら怖いな。
時間をかけて相談したのだから何か買わないと悪いかな。
こんなイメージをもっていたら行きにくいですよね。

入りにくい理由って
オシャレなバーとか、回らないお寿司屋さんとか、スナックとかも
似てるところないですか?
入っていいのかな。
いくらくらいするのかな。
マスター怖くないかな。

入りにくい理由は、
「情報が少ない」
ここに尽きるのかなと感じました。
情報が少ないから分からない。
情報が溢れている現代で、情報が得られないということは、
それだけで不安になりますよね。
だから入りにくくなってしまうのかなと。
自店の情報発信をしっかりしていない漢方薬局もまだまだ多いですからね。

パッと見入りづらい漢方薬局でも、
本当に優しく懇切丁寧に説明してくれる先生もいるし、
漢方や健康相談の知識が凄い先生もいます。
でもそれは僕がその先生を知っているからであって、
その情報が届かなければ伝わらないですよね。

この業界にいると、良い漢方薬局、良い先生はホントに多いなと感じます。
でも情報を発信していない。届いていない。
だからこそ漢方薬局業界全体として、
もっと情報発信をしていきたいなと思います。
もっと沢山の漢方薬局が、どんな薬局なのか、どんな人が相談してくれるのかを発信していけば、
漢方薬局に少しでも入りやすくなると思うし、
自分に合った漢方薬局、相談してみたいなと思う人を探しやすいですよね。

先日、群馬県内の漢方薬局の研修会でこんなことがありました。
『漢方薬局をどうやって知ってもらうか』
こんな話題に。
古くからやっている先生が多いので、
新聞広告とか、チラシとかアナログな媒体の話が大半を占めます。
その中でSNSの必要性を僕はずっと訴えてきました。
でもなかなか受け入れてもらえない。
しかし、今まで全然興味を示していなかった50代の先生が
「みんなでSNSやろうよ!石井君教えてよ!」
と言ってくれました。
突然でびっくりしたけど凄く嬉しかった。
だから、その先生にまず一つだけアドバイスさせていただきました。
「先生、スマホを買いましょう」

まだ遠い道のりになりそうですが、
コツコツ漢方薬局の情報発信を促していきたいと思います笑

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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