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肝の弱りを教えてくれる5つのサイン

こんにちは。石井です。
漢方では、春は肝の季節って言います。
だから肝の働きに気を付けた方がいいし、
ちゃんと養生した方がいい。
でも実際にどのような身体の変化があったら、
肝の働きが弱っているのかって分からないですよね。
肝は沈黙の臓器とか剛臓とも言われる臓なので、
もともと多くを語りません
口下手なんです笑
シャイな肝君はこちらから状態を察してあげないと。
結構めんどくさいやつなんです。
でも意外と疲れているよのサインは出してくるので、
見逃さずに気づいてあげて下さいね。

『怒は肝の志』
『涙は肝の液』
『体は筋に合す』
『華は爪にある』
『目に開竅する』

肝と身体の関係を表す言葉です。
肝と関係が深いってことです。
だから春先にこのあたりに不調や症状が出てきたら、
「肝が敏感になっているかも」
「肝の働きが低下しているかも」
「肝を労わってあげないと!」
と思った方がいいということです。
「怒」「涙」「筋」「爪」「目」
ここがポイントですよ。

肝の疲れ 5つのサイン

「怒」
イライラしやすい。
怒りっぽい。
僅かな刺激でも起こりやすいということは、
それだけ肝が敏感になっているということです。
あっ、もともと短気で怒りっぽいという方は別ですよ笑

「涙」
涙が目を潤し保護する働きがあります。
でも肝の働きが低下すると涙にも症状が出ます。
肝の血が不足すると、
目が乾く、目やにが多くなる、風にあたると涙が出る
逆に涙が溢れるくらいに分泌量が増えることもあります。

「筋」
筋は筋肉ではなく筋膜のこと。
筋膜は骨に付着して、関節や肌肉をつなぐ組織。
肝が疲れると、筋を充分い滋養できなくなるので、
手足がしびれる、力が入りにくくなる、
筋肉が痙攣するなどの症状が現れます。

「爪」
爪は筋の延長上にあります。
だから筋の余とも言われます。
爪が軟らかく薄い
爪の色が薄い
爪が変形しやすい
爪がもろく割れやすい
これらは肝血不足のサインです。

「目」
肝血で目を滋養しているので、
目が乾く
はっきりと見えにくい
暗闇で見えにくい
目が赤い、痒い、痛い
こんな症状にもつながります。

いくつか症状が当てはまる方は、
肝が疲れています。
症状は身体からのサインですからね。
疲れているって教えてくれているのです。
このサインを無視して、体に負担をかけすぎると病の根がどんどん深くなっていきますよ。
口下手シャイな肝君からの疲れのサインをちゃんと受け取ってあげてくださいね。

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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