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漢方相談に行きたいけど、何を相談していいか分からない

こんにちは。石井です。

高校時代、数学の勉強中。
問題が分からないので先生に質問。
僕「先生、この問題が分かりません」
先生「この問題のどこが分からないの?」
僕「どこが分からないかが分かりません」
こんな経験ありませんか?

漢方相談でもこんな声をいただくことがあります。
漢方相談に行きたい。
でも悩める症状が多すぎる。
何を相談したら良いのか分からない。
この声を聞くたびに数学の問題を思い出します笑
生理痛があって、胃腸も弱くて、低気圧がくると頭痛がして、
冷え性で、浮腫みもあって。。。
いくつもの不調を抱えていると、
どれも悩んでいるから改善したい、
でもどこから手をつければ良いのか分からない、
だから何を相談すれば良いか分からない。
こんなことにもなりますよね。

主訴、つまり改善したい症状が明確である方が、
漢方での改善もしやすいのは確かです。
数学も問題でも、
「この問題のここの解き方が分からない」
と言った方が先生も教えやすと思います。
でも「そもそもこの問題をどのように解き始めたらいいのか分からない」
ということもありますよね。
何から相談したら良いか分からない状態って
こういうことだと思います。

「分からない」をそのまま持ってきて大丈夫

・どこから改善していいか分からない
・不調はあるけど何を相談していいか分からない
分からない時は、そのまま相談として持ってきてください。

まずはどんな不調があるのかちゃんと確認します。
そして身体の状態を確認します。
自分では不調だと思っていないけど、
漢方の視点で見たら改善した方が良い状態が隠れていることもあります。
その上でどこから改善していくか一緒に考えましょう。
身体の立て直しの方向性を決めていきましょう。
いくつも不調がある場合は、
一つの処方で同時に改善できる症状
同時には改善できない症状があります。
気象病の頭痛と生理不順が同時には改善できなかったり。
あっ、症状の原因にもよるので絶対ではないですが。
不調の全てを一遍に改善しようとしても難しかったり、
結局どの症状もイマイチ改善しない
なんてことになります。
優先順位の高い症状から順番に改善していきましょう。
一歩ずつですが、身体は良くなっていきますよ。

相談したい「コレ」がハッキリしない方は、
「分からない」をそのまま持ってきてくださいませ(^^)

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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