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3食食べているから大丈夫。これってホント?

こんにちは。石井です。
「食事の不摂生はないですか?」
「3食食べているから不摂生はないです」
店頭でこんなやりとりがありました。
ん?????
なんか違わない?????

今日は舌はこんな感じ。
白い苔が多め。
脾胃の機能が落ちているため、
水分代謝が低下して、
湿気が溜まっている状態。
簡単に言えば、「胃が疲れている」
そして、今日のお昼ご飯が「担々麺+小ライス」。
炭水化物+炭水化物。
そして脂。
胃腸が疲れているのに、
消化が悪く胃腸の負担となるものを食べる。
そう、これを食事の不摂生と言います笑

不摂生とは、
健康に気を付けないこと。
健康に悪いことをすること。
不養生。

食事=3食食べるのも
これが冒頭の方の食事の養生だったのだと思います。
この考えが前提にあった。
だからそれを守っているので、食事の不摂生はないと。
もちろん1日3食が間違っている訳ではありません。
でも食事の養生ってこれだけじゃないですよね。

食事の養生

・バランス
食事のバランスも色々あります。
糖質、脂質、タンパク質など栄養素のバランスは大切。
これだけじゃなく、五味という考えもあります。
酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味。
また、寒熱のバランスもあります。
食材には食性があります。
身体を温める食材、温めも冷やしもしない食材、身体を冷やす食材。
これらのバランスも考えていきたいものです。

・スピード
食べる早さも大切です。
早食いだと、その分噛む回数も少なくなりがち。
消化の第一歩は咀嚼。噛むことです。
噛むことで食材が細かくなる、
唾液と混ざることで分解される。
その分胃腸にかかる負担も軽くなります。
一口30回。
ここを目指したいです。
早食いの習慣がついている方は、いきなり30回は難しいので、
一口ごとに
「ありがとうございます」
と3回唱えてから飲み込むようにすると、
噛む回数が増えますよ。

・時間
食事を摂る時間も大切です。
特に寝る前の食事には要注意です。
胃腸は年中無休で働いています。
夜は身体を休める時間であると共に、
胃腸を休める時間でもあります。
それなのに、寝る直前にしっかり食べてしまったら、
ガッツリしたもの食べてしまったら、
しかも早食いで食べてしまったら、
胃腸だけ深夜の残業です。
休まる時間がありません。
ぐっすり眠れなかったり、
朝から疲れている
なんてことにも繋がります。
寝る前の食事に気を付けなきゃいけません。
寝る2時間前には食べ終わるのが理想。
どうしても食べる時は、消化に良いものを
よく噛んで食べましょうね。

・量
腹八分目は医者知らず。
この言葉があるように、もうちょっと食べたいなくらいで
終わらせるのも食事の養生です。

・空腹
3食食べるよりも大切なのが、
お腹が減ってから食べているか。
時間になったから食事を摂る。
こんな方も多いとは思いますが、
お腹が減っていないということは、
身体がまだ食事を求めていないということ。
ちゃんとお腹が減るか、
そしてお腹が減ってから食べているか。
当たり前のようで、とても大切な食事の養生です。

まとめ

食事の養生って色々あります。
「3食食べる」だけでないし、
それよりも大切なこともあります。。
時には好きなものを好きなだけ食べてもいいです。
でも食事は生きているうちはずっと摂り続けます。
身体は食べた物から作られます。
食事の養生で身体は良くも悪くもなります。
楽しく、美味しく、好きなものを食べられるように
食事の養生していきましょうね。

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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