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後鼻漏が気になる方が気をつけてほしいポイント

こんにちは。石井です。
だんだんと秋が深まってきています。
秋は肺の季節ともいうように、
呼吸器とも関係が深い季節。
また、呼吸器のトラブルが起こりやすい季節でもあります。
そんな呼吸器系の相談で多いのが、
鼻水が喉の方に落ちてくる「後鼻漏」
治療しているのにすぐ再発する、
ずっと気になっている、
なかなか改善しなくて困っている、
秋口に悪化することが多いだけでなく、
長い期間悩まれている方が多い症状の一つです。
もちろん鼻の症状ですが、
気をつけてほしいポイントは鼻だけじゃないんです。

後鼻漏とは

鼻水が鼻から出ずに、のどに流れ落ちる状態です。
鼻の中を潤すために常に鼻水は作られています。
その量は1日に1.5リットルとも言われます。
それがのどに流れてくることは生理的な現象であり、
サラサラとしているためのどに引っかかることもありません。
しかし様々な原因で鼻水の量が増加したり、鼻水の粘りが増すと、
のどに引っかかるように感じます。
また、鼻水が大量に分泌されると、
鼻をかんでも鼻水が絶えずのどの方に流れ落ちるようになり、
吐き出すか飲み込むしかなくなります。

これって後鼻漏かも

・鼻水がノドに流れる感じがする
・ノドがイガイガする
・ノドに違和感を感じる
・ノドがいつも痛い
・いつも痰が絡む
・話をしていると咳が出る
・咳が長引いている
・朝起きるとノドに痰を感じる
・一日に何度も痰を吐き出したくなる
・鼻がつまって、息がしにくい
・仰向けで寝ると苦しい

後鼻漏の原因

主に考えられる原因は、
・副鼻腔炎(蓄膿症)
・アレルギー性鼻炎
・上咽頭炎
副鼻腔炎は、副鼻腔に炎症が起こり、膿がたまり、粘膜が腫れます。
たまった膿汁が鼻の中にあふれ流れてくるので、必然的に鼻水の量と粘性が増します。
アレルギー性鼻炎はハウスダストや花粉などの異物に鼻が反応し、
鼻水が大量に流れ出て症状を引き起こします。
上咽頭炎は、鼻とのどの間である上咽頭が炎症を起こす状態です。
上咽頭粘膜からの分泌物が増加するために、症状が起こります。

脾は生痰の源、肺は貯痰の器

脾(消化器系)は水分代謝の要とも言われる臓です。
ここでいう痰とは喉からの分泌液の痰だけでなく、
水分代謝が低下したことで身体のネバネバした湿気を指します。
脾の働きが低下することで、この痰も発生しやすくなります。
普段ならサラサラと流れる鼻水が、
のどに引っかかるように感じる。
これは脾の働きの低下による痰が大きく関わります。
脾によって痰が生み出される、
これを痰を蓄えておくのが肺の働き
そして肺に通じる竅(あな)が鼻です。
だから鼻の症状でも、脾が深く関係してくるんです。

また、漢方では胃腸(=脾)の状態と肺の状態はリンクしやすいと考えます。
水分代謝が落ちて胃腸に水が溜まりやすくなると、
肺にも水による症状が出やすい
→鼻水の増加
甘いもの、脂もの、辛いもの、お酒などで、
胃腸に熱を生み出すものが増えると、
肺にも熱の症状が出やすい
→黄色い鼻水、粘性の鼻水
胃腸が潤い不足になると、
肺も潤い不足の症状が出やすい
→慢性の空咳

後鼻漏は鼻の症状であり、肺(呼吸器)の症状。
でもその鼻水の状態を作っている原因は、
胃腸の状態かもしれません。
だから胃を労ることがホントに大切です。

・冷たいものをとりすぎない
・水分をガブ飲みしない
・早食いしない
・腹八分目を心がける
・甘い、辛い、脂もの、味濃い、お酒を控える
・よく噛んで食べる(理想は一口30回)

胃腸が弱っていたり、疲れていると痰はできやすくなります。
胃腸に負担をかけるものばかり食べていると痰はできやすくなります。
まずは胃腸を労ってあげましょう。
これだけで改善することもあります。
それでも追いつかないくらいに胃腸が弱っていたり、
後鼻漏の症状が強い場合は漢方が役立ちますよ。
是非ご相談くださいませ☺

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石井正久/マサ

石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。