「生理前になると寒気がする」
「生理前になると風邪っぽくなる」
「生理前になると寒くてしょうがない」
「生理前になると悪寒と熱感が交互に襲ってくる」
生理前に冷えや寒気の症状を訴えられる方は少なくありません。
冷えや寒気でまず考えられるのは、
・実寒(冷たい冷気や冷飲食によって冷えが外から入り込んだ状態)
・虚寒(体の温めるチカラが不足しているために寒く感じる)
この場合は入り込んできた寒さを体を温めながら発散させたり、
体の温める力を補うことで冷えをとります。
このように温薬を使って温めたとしても生理前の寒気に対して
うまく効かない場合が多いように感じています。
もちろん寒気を感じる方は、温かいものを積極的に摂取されていますし、
腹巻き、カイロ、湯たんぽ体を温められています。
もちろん温めれば一時的に楽にはありますが、
またすぐに寒気が戻ってくる。
温補という方法ではなかなか解決に至りません。
ここで考えなければならないのが、
生理前という特定の期間にのみ起こる症状だということです。
「月経前症候群(PMS)」
月経前3〜10日の黄体期の間に続く精神的あるいは身体的症状で、
月経発来とともに減退ないし消失するもの
生理とは女性に備わった体のリズムです。
このリズムは疏泄(そせつ)という働きによって作り出されています。
月経前症候群は、この疏泄という働きが低下したために
イライラや怒りっぽい、落ち込みなどの精神症状や
頭痛やニキビ、不眠、下腹部痛などの身体症状として現れます。
寒気もこのPMSの症状の一種であるとも考えられます。
実際に生理前の寒気を訴えられた方に疏泄の働きを改善する漢方を服用してもらうことで、
生理前の寒気も徐々に軽くなり、快方に向かうことが多くあります。
一言に月経前症候群といっても、その症状は多岐に渡ります。
生理前になると症状が出てくる。
不調のサイクルが定期的であるならば、
それは体のリズムの乱れが原因となっている可能性がありますよ。
