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冷えは万病のもと ~脾陽虚編~

昨日の東京の大停電はびっくりしました。

群馬県前橋市には全く影響がなかったので、

東京の知人から「停電してる」と連絡があっても

いまいちピンときませんでした。

ニュースを見ると、帰宅ラッシュの時間にも重なっていて

影響を受けた方はかなり多かったと初めて知りました。

自分たちがどれほど電気を使っているのか・電気に頼っているのか

改めて考えさせられました。

漢方薬の原料の生薬も然り、限りある資源を上手に使っていきたいですね。

 

さて、今回は冷え性シリーズの続きで、

「脾陽虚」が原因となる冷えについて書きたいと思います。

脾陽虚とは、脾(主に胃腸などの消化器系イメージしてもらえるといいです)

における陽虚(温めるチカラの不足)のことを言います。

これは脾気虚(脾のエネルギー不足)の状態が続いて、

病証が進行して陽虚の症状が現れたものを指します。

消化器系のエネルギーが不足

→長く続くと、エネルギーのうちの温めるチカラ(温煦作用)が低下する

→冷えの症状につながる

 

脾気虚→脾陽虚なので、症状としては根底に脾気虚の症状があります。

[脾気虚の症状]

食欲不振・軟便・下痢・食後の腹部膨満感

お腹が鳴る・疲労感・無力感

[脾陽虚の症状(脾気虚の症状と一緒に起こる)]

腹痛(お腹を温めたり按すると楽になる)・冷え・顔色が青白い

水様便・未消化物の下痢・むくみ・精神疲労

 

脾陽虚になる原因は・・・

①飲食の不摂生

冷たいモノや生ものの食べ過ぎ、暴飲暴食、バランスの偏った食事、食事の時間など

節度の欠く食事の内容・食事を摂る時間は胃腸など消化器系への負担が大きくなります。

消化器系のエネルギーが減っていき、脾気虚の状態につながります。

その状態が続いてしまうと脾陽虚・冷えにつながります。

②ストレス

過度のストレスは消化器系へ負担をかけます。

ストレスで食欲がない・・・という言葉を聞いたことがありませんか?

そういった状態が続くと脾気虚・脾陽虚へつながることがあります。

③他の臓の陽虚の影響によるもの

人間の身体は五臓六腑がすべてつながっていて、エネルギーや血を循環させています。

なので、たとえ消化器系(脾)に直接原因がなくても、

他の陽虚があると、その影響を受けて脾陽虚になる場合があります。

 

脾気虚・脾陽虚の養生法は・・・

・温める食材を摂りましょう

冷えている胃腸に冷たいモノは厳禁です。

食材はなるべく火を通したものを摂るように心がけましょう。

生野菜のサラダよりは温野菜にした方がgood!

野菜がたっぷり入ったお味噌汁などもいいですね。

また、食材によっては温性(温める性質を持ったもの)や冷性(冷やす性質をもったもの)

が存在します。

大きく分けると、夏にとれる食材は冷やす性質を持っていて、

冬にとれる食材は温める温める性質を持っています。

こういった食材の性質にも注目するといいですね。

・ストレスの解消法を見つけましょう

現代人にストレスがない人はいないと言われています。

そのストレスを溜めるか発散するかで、身体への影響は大きく変わります。

とはいってもストレス解消は難しいモノ・・・

自分が自然と笑顔になれるものだったら何でもいいと思います。

安らげる時間を探しましょう。

それも無理そうなら無理やり笑いましょう。

人間の脳は口角の位置で自分が幸せかどうかを判断しているそうです。

無理にでも笑う・口角をあげると、脳は幸せだと判断してホルモンを分泌してくれます。

 

脾陽虚の特徴は以下の通りです。

・腹痛(お腹を温めたり按すると楽になる)

・寒がる

・顔色が青白い

・舌の色が薄い

漢方薬では人参湯や附子人参湯、当帰四逆湯などが使用されます。

漢方薬を服用する際には、

ご自身の冷えがどの程度なのか、

原因はどこにあるのかしっかりと把握される必要があります。

冷えは万病のもと、体質だからと放っておかないで、

きちんと対処しておきましょう。

 

小谷薬局では、あなたの病証・体質・舌の色など総合的にお聞きしたうえで、

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