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鼻水がのどに落ちていく ~後鼻漏の方増えています~

今日の前橋はとても気持ちの良い秋晴れです。

こんな日には外に出て、心も身体もリフレッシュしたいですね。

あいにく今日は仕事と研修会で外には出られそうにありませんが(笑)

ボブ・ディランさんがノーベル文学賞を受賞されたニュースを見てびっくりしました。

歌手の方が受賞されることもあるのですね。

ボブ・ディランさんの曲はしっかりと聞いたことがなかったので、

この機会に聞いてみたいと思います。

 

さて、もうすっかり秋になってきました。

秋は冷えと乾燥がやってくる季節です。

また東洋医学では秋は肺(呼吸器系)と関連が深い時期でもあります。

呼吸器系の症状のひとつに【後鼻漏(こうびろう)】があります。

この症状で悩まれている方が最近多くなってきています。

 

後鼻漏とは字の通り、鼻水が後ろ(のどの方)へ漏れてしまう病態です。

人間は1日に1.6Lほどの鼻水を作っていて、それは常にのどの方に流れています。

それでも咳や痰といった症状にならないのは、

鼻水がサラサラさしていて、流れていってしまうからです。

 

しかし、体力の低下・慢性の鼻炎・食事の不摂生・甘味の摂りすぎなどで

鼻の粘膜が弱くなってしまうと、サラサラとしていた鼻水が濃くなります。

その濃くなった鼻水がのどに流れ込むと、咳や痰、のどの異物感といった症状につながります。

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後鼻漏の症状は・・・

・鼻水がのどに流れる

・のどがイガイガする

・のどに違和感がある

・のどがいつも痛い

・いつも痰がからむ

・長く話していると咳が出る

・常に鼻炎である

・咳が長引いている

上記の症状が一つでも当てはまれば、後鼻漏の可能性があります。

 

悪化させないための養生法としては、

・冷たいモノや水分をガブガブと摂らないようにする

身体が冷えると代謝が落ちて粘膜の弱りに拍車がかかります。

・甘いものを摂りすぎないようにする

糖分はカルシウムを外に出してしまいます。カルシウムは粘膜強化に不可欠です。

疲れやストレスを溜めない

体力が落ちると自然治癒力も低下するので治りにくくなります。

 

後鼻漏は放っておくと他の病気の引き金になることもあります。

しっかりと対処しておきましょう。

なかなか良くならない方には漢方薬での体質改善を含めた対処がおススメです。

 

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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