今日の前橋は気温も低い上に
上州名物からっ風も吹いているので
とても寒く感じます。
さて、本日は二十四節季で立冬にあたります。
暦の上では今日から冬の始まりです。
11月上旬なので、感覚としては秋ですが、
冬支度ならぬ冬に向けての養生を
そろそろ始めた方が良いですね。
東洋医学では冬は万物閉蔵の時期です。
また、腎(腎臓・泌尿器・生殖器)や耳、骨、髪などにも
関わりが深い時期でもあります。
こういった部位のトラブルが起きやすい時期でもあるので
十分注意しておきましょう。
冬は水も地面も凍り、動物も冬眠し、
植物も地中でじっと身を潜めるように
人間も体内に陽気やエネルギーを蓄えることが大切です。
具体的な冬の養生法は・・・
①衣服での調節(保温)を心掛ける
厳しい外の寒さから身を守る衣服は大切です。
オシャレは薄着からとは言わずに
しっかりと保温できるように心掛けましょう。
②冷たいモノを摂り過ぎないようにする
冷たいモノは身体を冷やします。
外にも寒冷の気がたくさんあるので、
体内が冷えているとそれらが入り込みやすくなります。
体内の陽気が奪われ、不調につながるので
冷たいモノは摂り過ぎないようにしましょう。
③身体・腎を滋養する食材を摂るようにする
おススメの食材としては、
・黒豆、大豆、赤小豆、いんげんなどの豆
・長いも、大和芋、自然薯などの芋
・ブロッコリー、ほうれん草、白菜、かぼちゃなどの野菜
・黒米、牡蠣、舞茸、黒きくらげなどの黒いモノ
・エビ、ブリ、マグロ、牛肉、鶏肉、豚肉など
・りんご、キウイ、みかん、柚子などの果物
・ゴマ、くるみ、松の実、クコの実、桑の実などの種実
④夜は日付をまたがないうちに布団に入る
夜更かしは身体のエネルギーを消耗してしまいます。
夜は早く寝て、朝日が昇ってから起きるのが理想です。
遅くても24時を越えないように布団に入りましょう。
⑤適度な運動をする
適度に身体を動かすことは気が巡り
ストレス発散にもつながります。
しかし、過度の運動は身体を消耗させてしまうので
注意しましょう。
また、冬の寒冷の気候は
血管を収縮させ血流障害を引き起こしやすくなります。
高血圧・脳卒中・狭心症などの発症率も高くなるので
気になる方は早めの予防が必要です。
くれぐれも暴飲暴食・タバコの吸い過ぎなどには
注意しましょう。
不調が訪れてからの対処は大変です。
日頃からの養生を心掛けて、
冬を楽しく過ごしましょう。
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前橋の漢方 小谷薬局
石井正久/マサ
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