先日、こんな記事に出会いました。
大相撲の元大関でタレント・アーティストとして
活躍されている小錦さんの記事です。
小錦さんは2004年に結婚されましたが、
無精子症と診断され、奥様と一緒に不妊治療を続けられています。
男性不妊と診断を受けてからの思いを語られた
インタビュー記事です。
-治療についてどう思いますか?
不妊の原因の半分は男性にあるというけれど、男性で検査を受ける人は、女性に比べるとまだ少ないんだろう。検査を受けることでわかることもある。子どもがほしいと思うなら、できることを着実に積み重ねるしかないと思う。そのために男性にできることは、まず検査を受けること。恥ずかしがることなんてないよ。(新聞記事より一部抜粋)
近年、晩婚・晩産を背景に不妊治療を受けられる方は増えてきています。
2016年には5.5組に1組の夫婦が不妊治療を受けているという厚生労働省のデータもあります。
そのうちの55%に男性側にも不妊の原因が。
ストレス社会、社会環境の悪化、ダイオキシンなどの内分泌撹乱化学物質の影響など
男性不妊増加には様々な原因があります。
こういった現状があるからこそ、
その原因を知るために精液検査はとても重要な検査になります。
しかし、男性としてのプライドから、検査をして結果が悪かったらと考えてしまうと
精液検査を躊躇しがちになってしまいます。
男性不妊の割合に対して、検査や治療に参加される男性が少ないのはこの為かもしれません。
-積極的に治療を続けているんですね。
それは違う。不妊の原因が男性にあっても、治療を受ける主体になるのは女性なんだ。男性にできることなんてほんの少し。(睾丸切開の)手術だって、ほんの一時のことだから。だから、僕から妻に治療を促したことはない。女性のタイミング次第だからね。(新聞記事より一部抜粋)
一概に男性不妊と言っても、その原因は様々です。
【精路通過障害】
・閉塞性無精子症
【膿精液症】
・前立腺炎 ・精嚢炎
【性機能障害】
・勃起障害 ・逆行性射精 ・射精障害
【造精機能障害】
・無精子症 ・乏精子症 ・精子無力症
・奇形精子症 ・精索静脈瘤 ・染色体異常
これらは検査を受けない事には分かりません。
逆を返せば検査を受けることで分かることがたくさんあります。
赤ちゃんを望まれるなら、女性だけ、男性だけが頑張るのではなく、
夫婦が互いのことを想い、同じ方向をきちんと向きましょう。
その為にはきちんと話し合うことも必要ですし、
身体の状態を知るために検査を受けることもとても大切な事です。
このインタビューは若い人にも読んでもらえるのかな。僕はそれを強く訴えたい。さっきも話したけれど、男性にできることは少ない。だからこそ、できることはするべきだと思うからね(新聞記事より一部抜粋)
きちんと検査を受け、状態を把握した上で、
漢方で体質を改善することはとても有効です。
小谷薬局では男性不妊のご相談も詳しくお話をお聞きいたします。
前橋の漢方 小谷薬局