今日の前橋は上州名物「からっ風」が猛威を振るっています。
お子さんや体重の軽い方は飛ばされてしまうのでは
と思うくらいの強風です。
置き看板類も軒並み飛ばされています。
パンダも風で飛ばされてしまったので、
本日は店内待機です(^-^;
さて、一昨日(1月31日)にビートたけしさんが出演されている
たけしの健康エンターテイメント!家庭の医学
「2017年から始める! 名医が教える【漢方】で長引く不調を解消スペシャル」
という番組で漢方の特集が組まれていました。
ご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
番組内では「冷え性」「便秘」「肩こり」の
劇的に改善された症例が取り上げられていました。
こういった番組をきっかけにでも
漢方の良さが注目されたり、
漢方に興味を持たれる方が少しでも増えたらうれしいです(^^)/
番組内の症例のように、漢方は自分に合ったものを服用すると抜群に効きます。
一般的に漢方は効きを実感するまで時間がかかると思われていますが、
それは慢性病に漢方を使用されるケースが多いからだと思います。
風邪や蕁麻疹なども急性症状でも
その状態に合った漢方をタイミングよく服用すると
短時間ですぐに効きます。
この「自分の合った漢方」を服用できるかどうかが肝心です。
そのためには漢方(東洋医学)の考え方・哲学が重要になります。
しかし、現代では西洋学的な考え方・哲学を基に漢方を選択される方もいます。
東洋学的は考え方(哲学)、西洋学的な考え方(哲学)とは
どういったものでしょうか?
東洋医学も西洋医学も薬の元をたどれば草木・動物・鉱物です。
昔の人々は生活の中にあるものの中から、
幾多の経験から薬になるものを見つけていきました。
東洋医学では生薬と言いますが、
西洋でもハーブもこれにあたります。
この薬になる草木の扱い方が東洋と西洋では分かれます。
東洋医学では、この生薬を組み合わせるいう道に進みました。
組み合わせることで相乗効果が生まれたり、
毒性を減らしたりすることができます。
そうして葛根湯や当帰芍薬散などの「処方」が誕生します。
身体の捉え方も陰陽・気血水・五臓などを基本として
身体全体のバランスを捉えます。
東洋医学の考え方はマクロの世界です。
西洋医学ではハーブのどの成分が効果があるのか突き詰める道に進みました。
その中から有効成分を抽出して、薬効のある物質を特定しました。
その薬が身体のどの部分にどのように作用するのか。
病気においてもどの部分がどのように悪くなっているのか
人体の更に内部、細胞、DNAなどより細分化された世界に進んでいきます。
西洋医学の考え方はミクロの世界です。
どちらが優れているというものではなく、
どちらにもその良さがあります。
ただ、西洋医学のように
「どの成分がどの部分にどのように作用しているか」
という考えを漢方に当てはめることは困難を極めます。
漢方は生薬に組み合わせなので、成分の種類も多く
全ての特定には至っていないのが現状です。
東洋医学の身体全体のバランスを基に漢方を選ぶと
より自分に合ったものが選択できます。
なので、漢方を選ぶ際は東洋医学の考え方が重要になります。
もし、自分に合った漢方お探しでしたら
小谷薬局でそのお手伝い致します(^O^)/
前橋の漢方 小谷薬局
石井正久/マサ
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