まだ梅雨明けはしていませんが、暑い日が続いています。
先週末に開催された「前橋七夕まつり」も天気に恵まれ、
沢山の人で賑わっていました。
開催期間中に雨が降らなかったのは数年ぶりのようです。
お祭りで雨が降らなかったのは喜ばしいことですが、
この暑さによって熱中症にかかり救急搬送された方もいたようです。
これから暑さがさらに本格的になってきます。
夏バテ・熱中症にならないように対策が必要です。
そもそも「夏バテ」とは・・・
夏の高温多湿の気候に負けて、体力が消耗し、
疲労感などが抜けない身体の状態の事
疲れやすい・食欲不振・だるいといった症状が多く見られます。
夏バテしてしまう大きな原因は、
①水分・冷たいモノの摂り過ぎ
水分や冷たいモノを摂りすぎると胃腸が冷えます。
胃液分泌量の低下・胃の運動低下・胃液が薄まるといったことにつながり
胃の消化力が低下します。
また、食欲も落ちるので食事の量も減ります。
以上の事から全体的な栄養素の不足になり、夏バテになります。
②体温調節の必要性が大きくなる
暑いと汗を出して体温調節します。
汗には水分の他にミネラルなども含んでいます。
汗を大量にかくと水分不足・ミネラル不足になることで、
全身の血流量が減少し、内臓の血流量も減少します。
内臓の血流量が減少すれば、働きも悪くり、
五臓六腑(内臓)の代謝が落ちるので夏バテになります。
③冷房のあたり過ぎ
冷房の効いている場所にずっといると身体は暑さへの抵抗力が低下します。
冷房の効いた室内→暑い屋外→室内といったように
温度差が大きいと、身体が適応できずに自律神経が乱れます。
人間の身体が適応できるのは10℃までの温度差とも言われています。
こうしたことから夏バテになります。
④睡眠不足
夜も気温が高く寝苦しい夜が続きます。
しっかりと質の良い睡眠がとれないと疲労回復ができません。
睡眠時間は長くても、寝苦しさにより質の低い睡眠になれば
十分な回復もできず、夏バテになります。
原因をしっかりと把握すると対策ができます。
夏の暑さは避けられませんが、夏バテは自分次第で避けられます。
次回は漢方の夏バテ予防法&養生法をご紹介します(^^)/
漢方相談・子宝相談・冷え症相談
前橋の漢方専科 小谷薬局

石井正久/マサ

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