症例紹介

一年中風邪を引きやすい 症例

30代女性。
10年くらい前からしょっちゅう風邪を引きます。
特に秋口に入ってからはその頻度が高くなります。
そして風邪を引くと喉にくるタイプ。
まずは喉がイガイガします。
そして咳に移行する。
症状がひどくなると咳は夜寝ている間も治まることがなく、
睡眠も十分にとれません。
鼻水も常に喉の方に流れてくる感じがします。
耳鼻科では慢性副鼻腔炎と診断され、
その度に抗生物質を使用しますが、
すぐに再発してしまいます。
頬の上や眉間には副鼻腔炎の痛みが強く現れます。

体質を改善しようと漢方も飲んでいます。
身体のバリアを強くするという漢方を何年も服用しています。
しかし風邪の引きやすさは一向に変わりません。
こんな相談でした。

『風邪を引きやすい』
一言に言っても原因は様々です。
・気虚によるエネルギー不足
・衛気の不足によるバリア機能の低下
・冷えにより風寒邪が侵入しやすい

元々胃はそんなに丈夫な方ではない。
甘いものが好き。
時には沢山食べてしまう。
そしてその後は鼻の調子が悪くなる。
「胃腸の弱り」
ここに原因を感じました。
胃腸の弱りがあるところに、
食事による負担がかかることで痰を生み熱を生む。
この繰り返しで身体はちょっとした胃の負担により
症状に現れる状態になっていました。
胃を整える
この方向で漢方を始めました。

効果は思ったよりも早く実感されました。
一月もしないうちに、痰が喉にへばりつく感じは軽減。
咳も出なくなってきました。
しかし、長年の患いはそう簡単に消えるものでもない。
少し食べすぎたり、無理をしてしまうと
副鼻腔の痛みはすぐに現れます。
根気強く、体調に合わせて微調節しながら
胃の調子を整えていきました。

胃の状態は肺の状態とリンクしやすいです。
そして肺と鼻はつながっています。
風邪を引きやすい...
その症状の根本には胃の弱りが隠れている。
こんな場合もあります。

そして漢方を服用し始めてほぼ1年。
「夏〜秋にかけて一度も風邪を引きませんでした。
風邪かな?と怪しい日はありましたが、
それ以上悪化することなく過ごせました。
ここ数年でこんなことは初めてです。」
こう語られたその表情には、
一年前に相談に来られた際に見えた疲れの色はなく、
とても輝いて見えました。

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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