梅雨入りしたのが嘘の様な晴天の前橋です。
青空は気持ちいいものですが、今年の梅雨が空梅雨にならないか心配です。
一方では、沖縄は記録的な大雨に見舞われ、AKB総選挙イベントも中止が決まったようです。
天候はコントロールできませんが、日本全国バランスよく雨が降ってほしいと切に願います。
さて、今回は頭痛の症例をご紹介いたします。
40代 女性 前橋市在住
10年以上前から後頭部に締め付けられるような頭痛が続いている。
MRIなどの精密検査もしたが、異常は見られない。
原因が分からないので、痛みに対する治療は痛み止めの服用のみ。
様々な種類の市販の痛み止めを服用したが、顕著に効果を実感できるものはなかった。
痛み止めはほぼ毎日のように服用している。
このまま痛み止めを飲み続けても根本解決にはならないこと、
痛み止めの長期連用により身体への悪影響が起こること、
以上を心配され、漢方で改善したいと来店されました。
漢方では「不通則痛」という痛みの考えがあります。
通っていない(滞っている)ところに痛みが現れるという意味です。
お話をじっくりとお伺いし、舌・脈の状態を見させて頂きました。
その上で、気・血・水のどれに滞りがあるのかを考えていきました。
また、頭部周辺で何が起こって痛みにつながっているのかということを
漢方の観点から考えていきました。
今回の頭痛では、頭部の気滞(気の滞り)と血瘀(血の滞り)を考え、
7日~14日の間隔で様子をお聞きしながら漢方を服用して頂きました。
最初に来店されてから1カ月の間で痛み止めを服用した回数が10回以下まで減りました。
現在はまだ続いている頭痛の痛みの大きさを小さくするために
漢方を継続して服用して頂いています。
梅雨時は気象病を伴う頭痛・片頭痛などで悩まれる方が多くなります。
漢方で痛み止めからの卒業のお手伝いいたします(^^)/
前橋の漢方専科 小谷薬局

石井正久/マサ

最新記事 by 石井正久/マサ (全て見る)
- 年末年始の営業のお知らせ - 2024年12月28日
- 胃薬の漢方が生理痛にも使える!? - 2024年9月30日
- お知らせ - 2024年4月6日