五月病は有名ですが、実は負けず劣らずストレスを抱える方が多くなるのが
まさに九月のこの時期です。
「九月病」とは、夏休みの生活リズムの乱れや夏の暑さによる疲れ、
寒暖の差による自律神経の乱れなどによって引き起こされる事が多いと考えられます。
上期決算の企業も多いので、ストレス過多の状態になり
放っておくと、うつ病を引き起こす原因にもなりかねません。
子供の自殺が一年で1番多いのは9月1日です。
体調面では、寝つきが悪くなる・不眠症になる・
頭痛・なかなか抜けない疲労感・腹痛・肩こり・めまいなどの症状が、
精神面では、イライラ感・不安感が強くなるといった症状が現れます。
また、ストレスがまず「眠り」に症状が現れることが多く、
睡眠時間は十分だが眠りが浅い・夜中に頻繁に目が覚める・
寝た気がしない・1日中眠たい・嫌な夢をよく見るといった症状が現れます。
「十分に寝ている!」という方でも上記の様な症状に当てはまる方は
「睡眠の質が悪い」可能性が高いです。
睡眠の質が悪いと心身共に十分な回復ができません。
その状態が続いていけば徐々に疲労は蓄積していきます。
すると上記のような体調面や精神面の症状が現れる→症状の為よく眠れない
→さらに症状が悪化していく
という悪循環に陥ってしまうかもしれません。
こうした九月病にならない為にも、
休日にはストレス発散を心がけましょう。
主婦の方は一人の時間を設けるのも良いと思います。
辛い時には誰かに話を聞いてもらい、心に溜まった不安やストレスを
外に吐き出すと楽になります。
ちょっとでも【何か楽しい】と感じられるものや事を見つけられると良いですね。
神経を安定させるには「温める」ことも大切です。
特に足を温めることは効果的で、体全体がリラックスして
寝つきも良くなります。
半身浴や耳温灸もおススメです。
夏の間はシャワーで済ませていた方も、湯船に浸かるようにしましょう。
また、軽い運動も効果的です。
筋肉が動くと体は温まりやすくなります。
買い物の時はいつもより少し多めに歩いたり、
1日15分くらい散歩したりしてみましょう。
秋の夜長と言われるように、秋は夜の時間が一番長い季節です。
1年のうちで最も睡眠が重要になる季節と言ってもいいかもしれません。
ぐっすりと眠り、心身共にバランスと整えましょう。
また、スマホやタブレットのブルーライトは脳を覚醒させるので、
就寝前の使用は控えましょう(^O^)/
前橋の漢方 小谷薬局