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冷え性と筋肉

「冷えは万病のもと」
身体が冷えていること、冷え性であることは身体にとって良くないことであると
昔から経験的に言われています。
冷え性は西洋医学的には、病態として統一的な定義は確立していないので、
漫然とした概念として捉えられています。
冷え性は「病気」ではなく「体質」という捉え方なので、
治療法が確立していません。

東洋医学では冷え性は陽虚と捉えます。
陽虚=温めるチカラの不足です。
冷えを訴える部位やその程度、また陽虚の原因などにより
漢方での治療法は多岐に渡ります。

人参湯、附子人参湯、四逆湯、当帰四逆湯、当帰四逆呉茱萸生姜湯
呉茱萸湯、大建中湯、真武湯、当帰芍薬散、苓姜朮甘湯、五積散
桂枝茯苓丸、通導散などは、冷え性に用いられる漢方方剤の一部です。
冷え性にはどれでも良いというわけではありませんので、
きちんと自分の体質にあったものを選択するのが大切ですね。

それと同時に冷え性を考える上で大切なのが「筋肉」です。
筋肉は身体の熱産生・体温調節を行います。
筋肉量が多ければ、それだけ熱を生み出しやすくなります。
人の平均体温は37℃前後が理想と言われていますが、
最近では平均体温が35℃~36℃前半台の方が増えています。
漢方にはもともと体温計での体温という概念はありませんが、
平均体温が低い方ほど冷え性を訴える方も多くなります。

暮らしが便利になり、冷たい飲食物や果物、冷房などの身体を冷やすものが
いつでもどこでもあることも一因ですが、
日常生活や仕事で身体を動かすことが減り、
筋肉量が低下していることも冷え性を招いています。

冷え性を改善するには、漢方を服用するだけでなく、
筋肉を動かし、その量を増やすことが非常に大切です。
特に太ももや背中などの大きい筋肉とともに
お腹や腿の内側、臀部の筋肉を意識して鍛えることが効果的です。

冷え性で悩まれているようでしたら、
漢方を含めた改善方法を一緒に探していきましょう(^○^)

前橋の漢方 小谷薬局