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花粉症に漢方 ~小青竜湯~

前橋は最高気温が20℃を越え、春のような暖かさです。
外に出てもポカポカと気持ちが良いです。
暖かくなると一気に花粉も飛び始めます。
花粉症の方には辛い季節ですね。

花粉症の症状に使用される漢方の一つに
【小青竜湯(しょうせいりゅうとう)】があります。
花粉症の漢方と認識される方もいるかもしれませんが、
そもそも小青竜湯とはどのような漢方なのでしょうか?

小青竜湯は漢方医学古典「傷寒論」が出典の処方です。
傷寒表不解、心下有水気、乾嘔発熱而咳、或渇、或利、或噎、或小便不利、少腹満、或喘者、小青竜湯主之。
風寒邪による表証(かぜ症状)があり、心下(胃)に水がある人の
吐き気や発熱に伴う咳、渇き、下痢、噎ぶ(むせぶ)、おしっこが出ない、息苦しさなどには
小青竜湯を用いると書いてあります。
これだけ見ると花粉症の症状にはあまり当てはまらなさそうですね。

心下有水気というのは、普段から胃にチャポチャポと水が溜まっているような状態です。
このような方に風寒邪が侵入する(かぜ症状が起こる)と、
頭痛、発熱したり、息苦しくなったり、
透明な鼻水が大量に出たり、薄い痰を伴う咳が出たりします。
このような状態に用いるのが小青竜湯です。
このような症状が花粉症の鼻水(透明な鼻水)などにも共通するところがありますね。

しかし、花粉症の症状といっても鼻水や咳だけではありません。
くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ、だるさなど様々です。
これらすべての症状に小青竜湯が有効なわけではありません
「花粉症には小青竜湯が有効」というよりは、
「花粉症で起こる症状の中には小青竜湯が有効な症状もある」という方が正確だと思います。

漢方も万能薬ではありませんので、
花粉症の症状全てに対応できるものはありません。
まずは自分はどのような症状が一番つらいのかをきちんと認識してから
漢方を選択しましょう(^O^)/

前橋の漢方 小谷薬局