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秋の養生法 その①

もうすっかり秋の気候になってきましたね。

秋と言えば食欲の秋、運動の秋、読書の秋と色々あります。

東洋医学の五行説では、秋は「肺」との関係が深い季節です。

肺は全身に「気」を散布してくれる臓器です。

肺の機能がしっかりしていると全身に気が巡り、元気な状態が保てます。

この肺は「乾燥」が大嫌いです。

湿度も下がり、周りも乾燥してきています。

その乾燥が肺に及ぶと、

喘息・ちょっとしたことですぐに息切れする・空咳

こういった呼吸器の症状だけでなく、

倦怠感・脱力感・乾燥肌・皮膚のトラブル・便秘・下痢

このような全身の症状に至ることもあります。

そんな乾燥から肺を守る養生法として「辛」があります。

字の如く辛味です。

唐辛子・しょうが・にんにく・ネギ・コショウ・みょうが・しそ

などの食材は辛味を含んでいて、肺の機能を鼓舞してくれます。

一般的に薬味と言われているものです。

普段の食事にこういった薬味を効かせるのも秋の養生法のひとつです。

また、こんなものもあります↓

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漢方家が考案した香辛料 椒(はしかみ) 30g 1800円(税別)

シナモン・シソ・生姜・ウコン・甘草・花椒などの粉末がブレンドされた香辛料です。

シナモンの香りがやや強めですが、料理にかけてみるとほとんど気になりません。

焼き鳥・ラーメン・ピザ・パスタ・アイスクリーム・・・

どんな料理に使っても想像以上によく合います。

1日1g~2gくらいで肺の機能の養生にもつながります。

こんな方法もありますので、ご興味がある方はお試しください。

だたし、肺の機能を鼓舞するからと使いすぎると逆に肺を傷つけてしまいます。

何事も適量が一番。

 

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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