前回に引き続き七十二候の一つです。
新暦で2月14日~18日ごろを指します。
暖かくなって湖の氷が割れ、魚が跳ね上がる頃です。
そんな春先の薄く張った氷のことを、薄氷(うすらい)と言います。
旬の魚は岩魚。
旬の野鳥はめじろ。
立春になり暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。
この寒さのことを春寒(はるさむ)または余寒(よかん)と言います。
まだ寒さが身に染みる時期なので、風邪などにも注意が必要です。
インフルエンザも少しずつ流行が拡大しているようなので、
手洗い・うがいは欠かさずに行いましょう。
暖かさが来るのははもう少し先ですが、
暦の上では春なので、春の病にも注意が必要です。
春は芽吹き時。
持病が悪化したり、再発しやすい時期でもあります。
持病をお持ちの方は、いつも以上に身体に目を向けておきましょう。
春のめまい、春の耳鳴、花粉症なども流行り始めています。
この時期は寒さ・自律神経・疲れなども複雑に絡んでくるので、
身体の状態をしっかりと把握しておくことが大切です。
次は春に気をつけておきたい症状について書きます。
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石井正久/マサ
上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。
「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。
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