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抜け毛、パサつき…髪のトラブルの漢方的対処法とは

漢方で髪は『血余』
充分に血があると髪に艶も潤いも弾力も生まれます。
だから髪の養生は血の養生でもあるんです。

こんにちは。石井です。
10月20日は頭髪の日。
普段から髪のお手入れはされていますか?
髪に優しいシャンプー使っている。
髪に潤いを与えるトリートメント使っている。
もちろん外側からのお手入れは大切。
ただ、漢方的に髪を考えると、
身体の内側からのケアがとても大切なんですよ。

髪は腎の華

腎が蔵する「精」は血に変化します
この精血が旺盛になると、髪も豊富で潤沢なり艶やかになります。
腎の精気が充実→血も充実→髪も充実
「腎の華は髪にあり」
腎気が充実しているとその結果が髪に現れるということです
髪の充実には腎の働きも欠かせません。

髪は血余

漢方で髪は『血余(けつよ)』
血の余りと考えます。
まず、漢方で血(けつ)とは、
脈管中の赤い液体で、人体の各臓腑・組織・器官を濡養する栄養物質
このように考えます。
まぁ現代医学での血液と同じような感じです。
この血がどう余るかというと、
栄養を届けるにも優先順位があります。
まずは生命維持に欠かせないところ。
脳や五臓六腑など。
次に身体を動かすために必要な骨や筋肉。
そして皮膚。
ここまで血で濡養して、それでも余裕がある時に
髪や爪などを濡養する。
この血の余裕が「血余」
極端な話ですが、髪がなくても生命維持にはほとんど影響しません。
だから血を使う優先順位が低い。
血を充実させておかないと髪を濡養することができないんです。

髪を養生するには

髪の養生は血の養生。そして腎の養生でもあります。

①血の材料をしっかりとる
血の材料は基本的にはタンパク質。
肉、魚、卵、大豆...
植物性タンパクよりも動物性タンパクの方が血になりやすいです。

②胃腸の調子を整える
材料が入ってきても血に変えられなければ意味がありません。
そして材料を消化吸収して血に変えるには胃腸の働きがとても重要。
・よく噛む(理想は一口30回以上)
・腹八分を意識する
・食事を水分で流し込まない
・飲み物を常温以上の温度にする
・甘、辛、油、酒、濃をほどほどに

③夜にしっかり寝る
血は別名「陰血」
陰の時間にしっかり睡眠をとることで血は作られます。
そして陰の時間とは月の出ている時間。
つまり夜です。
夜にしっかり睡眠を取りましょう
24時以降も起きていると血が作られないだけでなく、
起きているだけで血を消耗しちゃいますよ。
また昼寝でも思ったように血は作られないのでご注意を。

④血の消耗を減らす
生理や怪我での出血、これはもちろん血の消耗になりますが、
長く続くストレス、スマホやパソコンなどで長時間目を使う...
これらも血を消耗します。
スマホやパソコンで目を使ったら、ちゃんと休む時間をとる。
目元を温めて血流をよくする。
これも血の養生になりますよ。

⑤黒い色の食材をとる
黒ごま、黒豆、黒くわい、なまこ、アワビ、すっぽん...
色の黒い食べ物は腎を補う食べ物が多いです。
黒い食材を積極的にとりましょう。
卵、牛乳、豚肉、くるみ、豆腐、貝類なども
潤いを補ってくれる食材なので一緒にとるといいですよ。

「いつまでも あると思うな パパの髪」
ある日、妻がボソッと呟いた川柳です。
元々毛量が多い方なので、気にしていませんでしたが、
それ以来何となく気になっています。
時が経ってから後悔しないように、
僕も髪の養生しなければ...笑

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石井正久/マサ

石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。