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花粉症で鼻水がつらい時は胃を労ってほしい

花粉が飛び交うこの時期
水のように透明な鼻水が止まらない
滝のように鼻水が溢れてくる
「鼻水」の症状に悩まされる方も多くなりますね。

花粉症によく使われる漢方の一つ「小青竜湯」
別名を「温肺化飲湯(うんぱいけいんとう)」と言います。
温肺とは字の如く肺を温めるということ。
ここで言う肺とは肺だけでなく、気管支や鼻も含めた呼吸器系を指します。
化飲とは水飲(体内の循環していない水分)を取り除くということ。
つまり肺を温めて鼻水の原因となっている水を取り除く漢方が小青竜湯です。

また、小青竜湯を使うべき体質を古人はこう表現しています。
「心下に水気あり」
心下とは現代では胃に当たる部位。
心下に水気ありとは、
チャポチャポと胃に水の存在を感じる
普段から胃がもたれやすい
舌に苔がつきやすい
胃の重だるさや体の重だるさを感じやすい
つまり胃腸が強くなく水っけが溜まりやすい体質
こんな体質を指します。

言うなればバケツいっぱいにになみなみと水が張っている状態です。
ここに花粉という刺激が起こることで、水が溢れます。
この溢れた水が透明な鼻水であり、この状態に使うのが小青竜湯です。

胃は水分代謝の要
胃に負担がかかることで、胃の水気が溜まりやすいし、
鼻水も悪化しやすくなります。
だから花粉で鼻水がつらい方は胃を労る必要があります。

花粉症による鼻水を悪化させないために

①ガブ飲みをしない
一度に大量の水が胃に入ってきても全てを代謝しきれません。
水分が多くなることで胃が冷えやすくなり、動きが悪くなります。
また、胃液も薄まるので、消化のために胃腸が働く量が増えて胃に負担がかかります。
水分摂取がこまめに一口ずつを。
②早食いしない
消化の第一歩は咀嚼。噛むことです。
唾液とよく混ぜながらよく噛んで食べることで、消化がすすみます。
早食いをしてしまうと、咀嚼や唾液の分の仕事も胃腸がしなきゃいけないので、
より負担がかかります。
③冷やさない
水は冷えを呼び、冷えは水を呼びます。
胃腸が冷えていたり、冷たい飲食物で冷やしてしまうと、
水が溜まりやすく、水が溢れやすい状態になります。

胃腸を労わるだけでも鼻水の状態変わりますよ。
花粉症の時期に鼻水に悩まされる方は胃を労ってあげてくださいね。

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石井正久/マサ

上毛電鉄「中央前橋駅」から徒歩1分にある小谷薬局の4代目です。 「漢方で改善できる症状を確実に良くしていく」をモットーに子宝・婦人病・気象病を中心に漢方カウンセリングをしています。オーダーメイドの煎じ漢方もやっています。薬剤師。ラグビー・筋トレ・甘いもの好き。

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