今日の前橋は久しぶりに雨です。
シトシト降ったり止んだりしています。
雨が降ると周りが少しだけ静かになるような気がします。
この少しの静けさを楽しめるくらいの余裕を
常に持てるようになりたいと思います。
さて、年度末である3月は学校の卒業や会社の異動なども多い時期です。
別れや旅立ちの時期でもあり、
4月からの進級・進学・新天地での活躍に向けての準備の時期であります。
新しい環境に心躍らせる方、不安に駆られる方など受け止め方は様々ですが、
環境の変化は少なからずストレスになります。
春先は「木の芽時」とも言われ、
持病が再発したり、悪化しやすい時期と言われていますが、
環境の変化も多い時期なので「心の病」も起こりやすい時期です。
ストレス社会と言われている現代で、ストレスを感じていない人はいません。
その中で「心の病」を抱える方は増加を続け、
現代病と言われるくらい身近なものになっています。
その「心の病」の一つに、「心の風邪」とも言われる「うつ病」があります。
うつ病は、診断の難しい病気の一つともされていて、
同じ時期、同じ症状で複数の医療機関に受診したところ
それぞれの場所で処方される薬の種類や量が異なるケースもあります。
・双極性障害(そう・うつ病)・・・そう状態とうつ状態を繰り返す
・気分変調症・・・・・・・・・・・軽いうつがなかなか良くならない
・非定型うつ病・・・・・・・・・・過食や過剰睡眠症状が出る
うつ病と関係が深いとされているものに「セロトニン」があります。
セロトニンとは・・・ノルアドレナリンやドーパミンと並び、
体内で特に重要な役割を果たしている3大神経伝達物質の1つです。
セロトニンは人間の精神面に大きな影響を与える神経伝達物質で、
セロトニンが不足すると、うつ病などの精神疾患に陥りやすくなります。
セロトニンはノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、
心のバランスを整える作用のある神経伝達物質です。
セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れ、
暴力的になったり(キレる)、うつ病を発症すると言われています。
人体中には約10mgのセロトニンが存在しており、
そのうちの僅か0.2mgが脳内の中枢神経に存在しています。
脳内の僅か0.2mgのセロトニンが人間の精神面に大きな影響を与えていると考えられています。
うつ病のサイン(自分が気づく変化)
・何事にも興味がわかず、楽しくない
・疲れやすい、元気が出ない、だるい
・気力、意欲、集中力低下の自覚
・寝つきが悪く、朝早く目が覚める
・食欲がない、人に会いたくない
・失敗や悲しみからなかなか立ち直れない
うつ病のサイン(周囲が気づく変化)
・以前と比べて表情が暗く、元気がない
・体調不良の訴えが多くなる
・仕事や家事の能率低下、ミスが増える
・遅刻、早退、欠勤(欠席)が増える
・趣味やスポーツの時間や外出が少なくなる
・飲酒量が増える
うつ病を含め、精神的な不調「心の病」は、現代人には誰でも起こりえます。
これから環境が変わることに不安を感じている方、
5月病になりたくない方、
人一倍ストレスを感じやすい方、
「プチうち」だと感じている方、
既に少し症状を感じている方、
漢方で心を癒すお手伝いができます。
ストレスを溜め込み過ぎずる前に、「プチうつ」なうちにご相談下さいm(__)m
前橋の漢方 小谷薬局
石井正久/マサ
最新記事 by 石井正久/マサ (全て見る)
- 胃薬の漢方が生理痛にも使える!? - 2024年9月30日
- お知らせ - 2024年4月6日
- 花粉症で使う漢方「小青龍湯」の注意点 - 2024年3月19日